2003-12-13 (土) [長年日記]
■ [本] ウェブログ・ハンドブック―ブログの作成と運用に関する実践的なアドバイス
今までのウェブロについての議論って「いかにしてユーザーに金槌を持たせるか」という点にばかり注目が集まっていたように思う。その結果、「社長もblogを」だとか「このツールはこんなに簡単」だとか「みんなが金槌持ったら新しいビジネスモデルでうっしゃっしゃ」だとか、「blogってのはよく分からんが、とりあえずみんなを走らせてみればなんとかなるでしょ?」的な物言いをよく見かけるようになってしまった。やつらはしたり顔でこう言うんだ。「blogの社会に与える影響の可能性は計り知れない」と。でも、もうそんなウェブロ論は飽きた(・A・)だって、なんだかうさんくせーもん。
大切なのは(言うまでもなく)そんなところにあるんじゃあない。金槌の持ち方を教えるんじゃなくて、クギをどうやって見つけるか、クギを打つときに何に注意すればよいか、そもそも何がクギなのか、どうして自分はクギを打とうとしているのか、なのだ(金槌を持つと、なんでもクギに見えてしまうというのは、よく聞く比喩だ)。
髭剃りにだって哲学があるんだから、blogにだって哲学や作法があって然るべき。そんな大切な「作法」をレベッカたんが「経験と人生と魂を込めて」丁寧に一冊の本に仕上げた。ここに「経験」が入っているのがポイントだ。リアル・ブロガーの言葉は重く、実に頼もしい。
特に「第6章 ウェブログのコミュニティとエチケット」は必読。どうしてリンク先の横に「via example.com」「through example.net」「from example.org」なんて記述を入れるの? 間違えた場合はリライトしたほうがいいの? リンク先がFlashだったらどうすればいいの? そんな、簡単だけど見落としがちなマナーについて、きちんと教えてくれる。
今までblogはいろんなくだんねーことに巻き込まれて、とうとう「blog(笑)」になってしまった(少なくとも俺の中では)。あたりまえだけど、blogだってキチンと使えば、キチンとしたものになる。メディア批判の一翼を担ったり、同じ趣味を持つコミュニティの形成に欠かせない存在になったり、アグリゲーションによる新しいアプリケーションの可能性だって出てくるんだろう(きっと)。普通のひとがこんなにもXMLに注目したことは無かったはずだ。
これからblogが流行っていくであろう2003年の年末にこの本が出版されたことは(仮に、もっと早く出版できたのにyomoyomoさんが原因でズルズルと年末にズレこんでしまったのだとしても)大変価値のあることだと思う。今度こそ「相互リンクしてもいいですか!」ってメールを出すとか、「くだんねーこと」すんじゃねーぞ。コラ。
最後にレベッカたんのお言葉を引用(p.173)
いかなるウェブログであれ、新しい読者ができれば、それは我々皆に利益をもたらすし、コミュニティにおいて、あるウェブログを高めるものは、我々皆を高めてくれると私は確信している。
ピース!
SA:
■ 「竜王は生きていた」は生きていた
リンクし忘れてた。
■ WPC ARENA / 160GB HDDが暴落! 1万円割れ目前に
おぅ!いっこくらい買おうかな。
■ 個人名刺ってみなさん持っていますか?
俺も作ろうかなあ。来年になったらサイトのロゴを作ろうと思っておるので、そこでついでに名刺も作ろうと思いました。いま。急に。100枚くらいかな。

個人名刺を作ったことはないですが、もらったことはあります。<br>それよりも目の前の年賀状をどうするかの方が問題だったり(笑
ありがとう! ただ一つ書かせもらえば、翻訳自体は7月前半に編集部に送信し、9月1日に訳者あとがきを書き上げていたわけですから、僕が原因でこれだけ刊行が遅れたということはありません。冗談じゃない
yomoyomoさんじゃなかったんですね。すいません。修正しました。
名刺は年賀状ソフトで作れます。用紙も登録してるから簡単っす。
そうか。そういう方法もあるんですね。