2003-04-13 (日) [長年日記]
■ 「休日なにしてる?」
えー現在、休日ですが、『Wiki Way』と『CVSによるオープンソース開発』を交互に読んでいます。あと、溜まってる『日経ビジネス』。そろそろ情報処理(ソフ開)の勉強しないといけないんですが(あと1週間)、マーケティングの仕事してるのに必要なのかどうなのかとか、いろいろあって、放っております。もっと張りのある人生きぼんぬ。
風呂入って、爪切って、都知事選挙に行ってきます。
■ Wiki Way
「III.可能性の想像」を別冊子にして、「じょーほーきょーゆー」だの「なれっじまねーじめんと」だの、その言葉を言いたいだけなんちゃうんかという オエライサン たちに配ってやりたいくらいの名著。コラボレーションツールとしてWikiを導入する上でありがちな「でも……」や「あとで……」や「本当に効果あるの?」などといった「見当違いの反論」を蹴散らしてくれる。
企業でWikiを導入したらどーなんよ?
ぼくのWikiの使い方は、PIMに特化してる。思いっきり「おれのWiki」なのだ。他のひとがページを編集しても構わないけれど、主体はあくまでも「おれ」。だから、ほとんどのページは自分しか編集できないように凍結してあるし、ページの相互関係も希薄。単に、静的なHTMLをFTPするのが面倒っていうだけ。だけど、それだって、Wikiの使い方としては十分「あり」なのだ。
そのWikiが「本来の力」を発揮するのは、コラボレーションツールとして使われたときだっていうことは、周知の通り。誰もが知っていることだと思う。PIM程度で収まるようなWikiじゃない。コラボレーションに必要なのは、情報の蓄積と、情報の相互作用、そして、検索性。Wikiにはそのすべてがある。
粒度の問題
さて、ここで問題になるのは、ページの粒度だと思う。ぼくの場合、一番大きな粒度が「おれ」で、その下の階層に、興味のある事柄が並んでいる。そして、これらのレベルでページが作られている。だけどその粒度をコラボレーションツールにそのまま適用するのは問題がある。というのも、コラボレーションツールとして利用する際に気をつけなければならないのは、「一番大きな粒度が何なのか」であるからだ。
たださんが「WikiFarm」という言葉を用いられたとき、は?なにそれ?って感じだったんだけど、よーやくその意味がわかった。一番大きな粒度が=Wikiであり=いちプロジェクトであり=コラボレーション単位なのだな。きっと。
永続性と有限性
この本の中に「Wikiの永続性」ってのがあったんだけど(マークしてなかったのでどこか忘れた)、上記の観点から見ると、むしろ有限でもいいんじゃないかなと思う。近藤@はてなさんも、
Wikiの課題は、作成したページの更新が滞り、情報が古くなってしまうことだと思っています。
なんてことをおっしゃっている。
廃れてしまうのなら、しおれる前の花のように、咲いている時間をもっと有効に活用したい。ブレイン・ストーミングのように、バーッとやって、バーッと終わる。そういうのがWikiでもできるような気がするのだ。というか、絶対、できる。
ただ、Wikiだけだと、やや迅速性を欠いているように思う。近藤さんの言葉を使うなら、どうしても「トリガー」が逓減していくのだ。
ライティングモード
なぜトリガーが逓増していくのか。それはWikiにおけるモードに理由があると思う。Wikiには2つの「ライティングモード」があるのだ。
- ドキュメントモード
- 共有財産としてのテキスト。署名ナシ。
- スレッドモード
- 対話を行う場。署名アリ。
意識してはいなかったけれど、確かにそうだな。
で、上記の「迅速性を欠く要因」っていうのは、2つ目のスレッドモードにあると思う。だったら、これを別のものにしちゃえばいいじゃないか。「新しくページを追加しといたよ」とか「このページが今アツい!」とか「これとこれをマージしといたよ」とか、気づいた奴がトリガーを引いてやればいいのだ。
相互に伝え合う仕組み。これは特別なもんじゃない。メーリングリストで十分だッ。
なんでもかんでもメーリングリストってどうよ?
ぼくはここんところ、MLだけで済ませようとする風潮(会社はすぐにMLを作ろうとするのだ)に辟易している。「詳しくは添付資料をご覧ください」とかって、一体、誰が見るんだよ?勝手に送ってくんなよそんなもん。ちょっとした改定があったら「先ほどの資料を修正しましたのでご覧ください」とか言って、まーた添付してきやがる。もうねアホかと。
こんなときこそ「Wiki+ML」。これ。最強。つまり、情報のストックとフローなのだ。blogとWikiはサイト構築の両輪というのも、おそらくはこういうことなんだと勝手に理解している。
で、何なの?
ぼくは文章が上手くないもんだから、結論がどーしても弱くなっちゃうのな。反省せねばなるまいね。で、だ。結局、何なの?っていうことに答える必要があるわけだが、いいからお前らコレを読め!ってことです。おしまい。
言い忘れ
p.396 の「メーリングリストの代替」も読んだけれど、トリガーの逓減というのは明白なので、完全代替にはならんだろうな、というのがぼくの意見。
小さなことをあれこれ。
- study()関数ってのがあるのか。
- WalWikiでは「テーブルの表記」がカンマ区切りになっている。CSVとの互換を考えてのことだそうだ。これには全面的に賛成。Wikiをベースにして、「印刷して簡易企画書として提出」というのがスゲエと思ったのと同様に、Wikiのソースをパクってきて、Excelに貼り付けて企画書作成っていうのも、きっとスゲエ!となるはずなのだ。Excelというのはどうしても避けられないと思うしね。「||」だと、ちょっとしたことなんだけど、それが面倒になる。そうなると、例えば営業さんなんかが、不必要に反論してしまうんじゃないかな。Wikiって使えねーとかなんとか。
- 上記のこともあるんだけれど、HTML2Wiki変換ツールってのがあってもいいかもしれない。これがあると、他のWikiを使う時にデータの移行が楽そう。

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おお。素晴らしい。
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